外泊・入院時の有料老人ホーム居室維持費用
有料老人ホームに入居中、入院や外泊して居室を空ける場合、当然、居室を維持するために費用がかかります。
料金説明を受ける際、聞き逃すことが多いので、必ず担当者にご確認ください。
以下、入院・外泊時に有料老人ホームの居室維持にかかる費用をいくつかあげていきます。
① 家賃、管理費・共益費
一般の賃貸住宅借りていても外泊しても当然支払いが必要な費用ですのでご理解いただけるのではないでしょうか。
② 上乗せ介護費
指定基準以上に介護スタッフを配置している費用です。入院・外泊されているからといって人を減らすわけにもいかないというのが請求の理由です。
③ 食費
食材費は請求されないケースが多いですが、厨房を維持するための費用や、厨房スタッフの人件費分については請求される有料老人ホームがあります。
④ 水光熱費
有料老人ホームにより、居室の水光熱費は管理費に含まれているところ、別途定額の料金をとるところ、個別のメーターから各入居者が直接支払うタイプなど様々です。使用しなくても基本料金がかかります。
⑤ 償却費
入居一時金として前払いした費用は初期の償却を除き、一定期間かけて償却していきます。入院・外泊したとしても償却はしていきます。
以上、いくつか例をあげていますが、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅によって、料金徴収の仕組みは様々です。ご注意ください。
入院のケースでは、入院医療費と有料老人ホーム居室維持費が同時にかかってきます。
入院が長期化する場合や、有料老人ホームに戻って生活が難しいと判断される場合は、早めに退去の手続きをとれば負担軽減に繋がります。
老人ホームの窓口 吉田